京都西山をめぐる

三笑亭

御神油が引き出す、春の香り
朝掘りたけのこを名物の天ぷらに

創業150年以上の老舗天ぷら店の名物は、油の神様として有名な離宮八幡宮に奉納された御神油で揚げる天ぷら。少なめの衣でカラッと揚げる天ぷらは、素材の味を活かした軽やかな味わいだ。また、旅館として創業した店内は広々としており、創業当時から受け継がれている欄間や妙喜庵の先代住職による書「虎渓三笑」の掛け軸など、歴史を感じるしつらえにも注目したい。たけのこを使ったメニューは3月下旬~5月上旬の提供。

春限定の筍会席膳(上)(6,500円※ 予約制)では、名物の天ぷらや木の芽和え、筍ご飯など、長岡京市産の朝掘りたけのこを贅沢に使用
撮影/landmark
天丼(1,600円)は、味噌汁、漬物、季節によって変わる自家製デザート付き。店名にちなみお多福の挿し絵が入った箸袋にも心が和む
入ってすぐの個室「妙㐂の間」は、国宝の茶室「待庵(たいあん)」で知られる大山崎町の禅院「妙喜庵(みょうきあん)」に由来する
店名の由来になった中国の故事「虎渓三笑」。長年親交のある妙喜庵の先代住職による書を掛け軸に表装した
大広間のある2階の欄間は1869(明治2)年の創業当時のまま。建物は改装を繰り返しながら大切に受け継がれている
  • 三笑亭
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  • 乙訓郡大山崎町大山崎西谷1 
  • ☎075-956-0217
  • 月曜休(祝日営業、翌火曜休、不定休あり)
  • ランチ12~14時、ディナー17~21時 
  • JR「山崎」駅から徒歩約2分、阪急「大山崎」駅から徒歩約6分