
東洋竹工
暮らしに馴染む
竹本来のあたたかな色味
西山の良質な孟宗竹・真竹を使い、明治時代より竹材業を営む。伝統的な茶道具や華道具をはじめ、照明器具やキッチン用品まで幅広くそろう。伐採から加工までを一貫して行うことで、熟練した職人技を活かしながらも暮らしに取り入れやすい価格に。竹の風合いを活かした品々は、どんなインテリアにも馴染んでくれる。全国の雑貨店などへ卸すほか、平日は工房での購入が可能。

熱を加えることで竹の繊維を強化し、あたたかな茶褐色に。口当たりが良いように削り出されており、やさしい竹の質感が手に馴染む

水を入れる華道具「落とし」を入れて花器にしたり、紙や布を敷いてお菓子や小物を入れたり、活用方法はさまざま。工房では別途教室費で制作体験も

茅葺(かやぶき)の家屋で長年燻された本煤竹は、一本ごとに個性が出る。昔から茶道で親しまれてきた菓子楊枝を普段のおやつ時間にも
晒(さらし)編み茶托(小)(1枚)770円/東洋竹工
花のように可愛く編んだ竹の茶托(ちゃたく)。冬の冷たい風に晒した「晒竹(さらしだけ)」は、年月を重ねるごとに飴色に。経年変化を楽しんで

キャンプ場やダイニングテーブルなどでもサッと切れるコンパクトサイズ。塗りのある防水仕様で水分の多い食材にも使いやすい
竹のカッティングボード(塗無)丸2,640円/東洋竹工
強度が高い竹を圧縮することでさらに丈夫に。一枚あれば、まな板、パン皿、鍋敷と日々の食卓で幅広く活躍してくれる
- 東洋竹工
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- 向日市寺戸町久々相13-2
- ☎ 075-933-7733
- 土・日曜・祝日休
- 9〜17時
- JR「向日町」駅すぐ
nest
大原野の古民家で
自然素材を合わせる陶芸作品
陶芸家の仲上雅子さんは4年半に及ぶイギリスでの活動後、生まれ育った大原野へ。自身で改築した古民家をショップ兼工房に、恵まれた自然の中で創作活動を行う。木や葉、土壁などの異素材を混ぜてつくられる作品はシンプルながらも表情豊か。陶芸教室では、大原野の食材をふんだんに使用したランチが仲上さんの器でいただけるとあって大好評!予約や日程はインスタグラムでの確認を。

日常使いから来客時まで、毎日だって使いたい「日々シリーズ」。一枚一枚異なる釉薬の濃淡がさまざまなニュアンスを生み出す

オリジナルの磁土に工房をリノベーションした際に潰した土壁を混ぜて制作。繊細ながらも表面のつぶつぶとした素材感が力強さを感じさせる
- nest
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- 京都市西京区大原野南春日町792
- ☎ 090-5361-5359
- 水曜休
- 10〜16時(完全予約制)
- 阪急バス「南春日町」停留所から徒歩約5分
朝ごはんをご紹介

全粒粉入りの生地に生クリームとヨーグルトを合わせたリッチなスコーン。甘さが控えめなので、ジャムや生クリームをつけても◎リベイクすれば焼き立ての香りに!

薄い外皮にもっちりとした内皮がたまらない定番バゲット。北海道で100年以上酪農業を営む「町村(まちむら)牧場」のミルクジャムとの相性も抜群

穀物を練り込んだセレアル生地が風味豊か。ドライリンゴの程よい酸味とまろやかなクリームチーズが絶妙な組み合わせ
右)トマトチーズ259円/CINQ pain
セミドライトマトを練り込んだ生地にチーズをトッピング。こんがりとした焼き目が食欲をそそり、食事のお供にもぴったり!
下)ベーコン(ハーフ)162円/CINQ pain
分厚い沖縄県産ベーコンをバゲットで包んで焼き上げたシンプルなパン。しっかりとした生地が肉のジューシーな旨味を受け止める
西山の竹雑貨でつくるテーブルコーデ
https://www.instagram.com/maaaarukoo/
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フードスタイリスト 徳永 奈都子
長岡京市出身。関西を拠点にフードスタイリストとして活躍。管理栄養士の資格も持つ。彩り豊かなお弁当が自身のインスタグラムで評判に。著書に『わたしのおべんと帖』(マイナビ出版)がある。
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instagram:maaaarukoo