高野竹工
漆や指物の伝統技術で
竹に新たな命を吹き込む
国内にとどまらず世界にも評価される竹製品は、一流ブランドも惚れ込むスタイリッシュかつ上質なデザイン。竹工芸のみならず、漆や蒔絵、指物などの伝統技術を持つ職人が集まり、多様な作品を手がけている。自社で育てた質の高い竹や京都の歴史ある寺社から譲り受けた古材など、自然素材に新たな命を吹き込む。長岡天満宮すぐの「Shop & Gallery竹生園」では、多くの作品を手にとることができる。
すり込むように漆を塗り、竹のニュアンスを残す。熱伝導率が低いため、手元が熱くならず、冷めにくく、どんな温度にも使いやすい
竹や木の土台に上質な和紙を貼り重ねる「一閑張り（いっかんばり）」という技法を用いた大きなお盆。松煙と白の摺り漆が趣深いだけでなく、軽くて丈夫な造りが使い勝手も良い
杉に薄い和紙を貼り合わせ、白の摺り漆を施した小皿。すっきりとしたフォルムにやわらかな色味でやさしい印象に。水洗いOKで気兼ねなく使える
小ぶりな瓢箪の形をそのまま生かして、柄杓（ひしゃく）に。中国茶のお点前に用いられるほか、スプーンや小皿として食卓に添えても風情が出る
煤竹トング6,600円／高野竹工
金箔などの箔を扱う際に使う「箔箸」を長年燻された煤竹仕様に。繊細な竹のしなりは、さまざまな用途に使え、お菓子の取り分けにも◎
デザートスプーン・フォーク各2,640円／高野竹工
竹の美しい木目と節を生かした軽やかなカトラリー。料理の邪魔をせず、口当たり良好。丸く愛らしい見た目はお子さまにもおすすめ！
- 高野竹工
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- 直営店／Shop & Gallery 竹生園 長岡京市天神2-15-15 錦水亭竹生園内
- ☎ 075-925-5673
- 火〜木曜休（祝日営業）
- 10〜17時
- 阪急「長岡天神」駅から徒歩約10分
nest
大原野の古民家で
自然素材を合わせる陶芸作品
陶芸家の仲上雅子さんは4年半に及ぶイギリスでの活動後、生まれ育った大原野へ。自身で改築した古民家をショップ兼工房に、恵まれた自然の中で創作活動を行う。木や葉、土壁などの異素材を混ぜてつくられる作品はシンプルながらも表情豊か。陶芸教室では、大原野の食材をふんだんに使用したランチが仲上さんの器でいただけるとあって大好評！予約や日程はインスタグラムでの確認を。
取り皿にちょうどいいサイズは日々の食卓に大活躍。洗練されたデザインながら、あえてムラを残した白い釉薬から土の温かみが感じられる
右上）自然のほとり18,700円／nest
まるで石のような見た目の作品。用途は使う人の感性次第。お皿やオブジェなど、自由な発想で暮らしに自然を取り入れて
薪ストーブの灰を使って焼き上げた天然灰のティーポットは、資源の循環を物づくりに反映した試み。愛らしいフォルムが魅力的
- nest
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- 京都市西京区大原野南春日町792
- ☎ 090-5361-5359
- 水曜休
- 10〜16時（完全予約制）
- 阪急バス｢南春日町｣停留所から徒歩約5分
おやつをご紹介
乳脂肪が異なる3種類の生クリームと卵黄を贅沢に使用し、なめらかな口溶けに。甘さ控えめでコク深く、大人も満足できる一品
国産丸大豆100%のおからで作るほろほろとした食感が軽やかなクッキー。やさしいながらもしっかりとした甘さでコーヒーにもよく合う
国宝の茶室「待庵」と「油祖 離宮八幡宮」から大山崎町を連想したパウンドケーキ。宇治抹茶に油の原料である荏胡麻のプチプチ食感がアクセント
西山の竹雑貨でつくるテーブルコーデ
https://www.instagram.com/maaaarukoo/
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フードスタイリスト 徳永 奈都子
長岡京市出身。関西を拠点にフードスタイリストとして活躍。管理栄養士の資格も持つ。彩り豊かなお弁当が自身のインスタグラムで評判に。著書に『わたしのおべんと帖』（マイナビ出版）がある。
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instagram：maaaarukoo